インプラントを受ける前に
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当院の治療方針
インプラントを考える時に多くの人が「歯を抜いたところにインプラントを入れたい。」と思って来院されます。「両側でしっかり噛めるようにする」為に、必要な治療を行う事が当院の治療方針になります。
インプラントありきでは,考えません
歯の無い部分の治療は,インプラント治療がベストであること多いですが,私はあなたの治療をインプラントありきでは考えません。インプラントもあくまでも,治療の選択肢の一つです。デメリットもあります。いろんな角度から一緒に考えましょう。
今インプラントをするのがベストかどうか?
今は歯の治療をして,そこがダメになったら少しまとめてインプラントで治療した方が効率的なケースもあります。そういった意味で,今何をするか?将来をどう考えるか?も重要な視点です。
短期的な見通し,長期的な見通し
どんな治療でも,短期的な見通しと長期的な見通しをお互いに理解しておくことが重要です。短期的には,ここだけのインプラント治療でも,長期的には他の部位にもインプラント治療が必要ということも多々あります。それを知った上で選択することがとても重要です。
知っていただきたいこと
治療は理解してから
皆さんに私が一番伝えたいことは,「インプラント治療は,とてもいい治療だけど万能な治療ではない。」ということです。費用以外にもメリット・デメリットがあります。当院で治療を受ける,他院で治療を受けるにせよ,そこを理解してから選択してください。
その後もインプラント
インプラント治療を始めると,その後,他の歯が悪くなってもインプラント治療でフォローしないといけないケースが多々あります。その辺のことを聞かずに治療されている方を数多く見受けます。全てが予測できるわけではありませんが,専門家としてある程度の予測は可能です。そういった話も聞いておきましょう。
保険治療と自費治療の違い
当院では,治療として明らかに効果があるけれど,保険診療でカバーされていない診療を自費診療として設定しております。費用については,標準価格帯を調べてその範中の最低価格帯で設定しております。保険診療と自費診療の大きな違いは,まず精度です。診療に使う機材,材料が異なりますので,目に見えない部分も含めて,全ての精度や素材が異なります。素材に制約がありませんので,自分の歯により近い色が出せ,出来上がった歯の綺麗さも当然違ってきます。しかも強い素材になります。
インプラントのやり直し
インプラント(インプラント体)は,メーカーが10年間無料で供給する補償をしています。ただし,インプラントは,虫歯になりませんが歯周病にはなります。歯周病で周囲の骨が無くなっていたりすると,インプラントを供給されても埋入することができないというケースもあります。インプラントを入れたあとのフォローが大事になります。当院ではインプラントを入れて数年以上経つものは,アバットメント,上部構造制作の実費だけ負担をお願いしております。但し、当院できちんとメインテナンスを受けていただいている場合の方となります。